「ねえ、まさむね!あれカッコイイ!!」
「Ah-?」
 雑踏の中5A式が指差す方を見れば、何のことはない、本人が着ているのと似たようなヴァンパイアの姿があった。
 ただし、その背丈はサスケどころか政宗よりも高い。
 政宗の隣にいる吸血紳士は橙色のつむじを見せて、黒いシルクハットはすっかりお菓子の入れ物だ。
 良いなあ。と鳶色の目は羨望のまなざし。
「…サスケ、お前」
 大きくなりたいのか?
 と聞こうとしたのは5A式の背丈のこと。
 けれどそれをダテ博士が口にするより先に、サスケはくりんと頭を上に向けた。
「まさむね、来年はあれ着てよ!」
――俺か。
 どうやらサスケの言うカッコイイ、とは黒い燕尾服の政宗をイメージしてのことらしい。
「良いねえ!政宗に似合いそうだ」
 カラカラと笑ったのは慶次で、件のヴァンパイアの後姿をながめやり。
「じゃあサスケ、お前はあっちだな」
 指差したのはその隣に手を繋がれた、小さな女の子だ。
 真白なワンピースに白いタイツの脚、背中には白い羽根。
 コートの上に白い翼をつけただけの政宗とは違う、可愛らしい天使。
――あれをサスケにやれってか。
 しかし橙頭はあっさり頷いた。
「良いよ」
 その代わり、まさむねは絶対あれ着てね!
 にこにこしながらそんなことを言う。
「来年のことを言っては鬼が笑うぞ」
 幸村が微笑んだ。
 小太郎はどこかの店の前でもらった南瓜色の風船に、ボインボインと頭突きしている。


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“BASARAタワー所属・伊達研究所緊急アンケート
 〜甲斐原理統合5A式ヒューマノイド『サスケ』の情緒面テストのため、
 来たる10月31日ハロウィン祭の仮装案を募集。”













 選択肢以外にも、白タイツの天使の格好した5A式と吸血鬼のダテ博士が手つないで歩くと良いです〜とのコメントをいただきました。その手があったかと思いました。

 ご協力ありがとうございました!!














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